11/1-11はうるまシマダカラ芸術祭へ出品するため、沖縄県うるま市の宮城島に滞在していました。
11日の最終日「パシャパ舎のゆんたくまつり」を開催し、
食とアートの最終形態の作品を来場者参加型で展開・展示していきました。
期間中に毎日描き続けて完成した「シマダカラ風土絵巻」はお仏壇側から見える場所へ展示しました。
この空間の中心にはKACOMIに盛られた料理が置かれており、周りは
名護家を訪れた人、
先祖代々の方々のお仏壇、
そして絵巻物や写真という形で切り取られた様々な時間の島の風景で四方を取り囲みました。
この部屋の仕切りであった襖障子には中心の料理を食べた人がアーティストとなり、
描き残していった絵手紙(産物)がどんどん貼られていました。
また別の部屋ではこの名護家自体を支えている
SU-TEの皆さんによる島の歌が部屋の外まで響き渡りました。
家の敷地内外には芸術祭作家陣によって生み出された作品たちを島中で歩き観ることができました。
この中心に置かれた島の食材達はこの空間全てのものを支えつつ、
全ての人に食べられつつ、
全てのものに支えられながら美味しい料理になり消化されていきました。
そして内外からあらゆる文化を産み出していく力を与えてくれました。
祖先崇拝信仰が生きているこの島と古民家の存在や人々がいたからこそ、
全てが循環していく関係性が見えてきて、
実際にこの空間全体を使って表現することができたのだと思います。
滞在期間中を通して、人の心を満たす何かが
波のように風のように、
ただただ伝わって来るのを感じていました。
表現を続けて生きていたいと願う自分にとって、頂くものが多く、
それらを返すための時間が無制限に感じられるようなとても心地の良い場所でした。
…長くなってしまいました。
約2週間本当にお世話になりました。ありがとうございました。
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